ゲームプチ感想その5

ダブルリアクションプラス

元々はPCゲーで、BL18禁?にもなる追加ディスクもあったとのこと。一体どこのどういう人をターゲットにしたのかわかりかねるこのゲーム。PS2への移植にあたって乙女ゲーになっているようです(ホントにそうか?そうなのか?)

ストーリー→双子の姉弟の悠里(♀)と海里(♂)は同じ学校に通う高校一年生。小さい頃から海里はカワイイカワイイと言われ、今では人気はあるわ成績いいわと美少年だわ家事もソツなくこなすわかなりのパーフェクトボーイ(らしい)それに引きかえ悠里は七五三では袴を着せられたり(着付けの人は海里を女の子だと思った)、海里と比較されて海里ばかりが可愛がられるのを見て育ったので、海里のことは好きなんだけどなあとか、羨ましい…と複雑な思いを抱いているようで。そんな2人は夏休みに、亡くなった母親の墓参りに行った時、持ち上げながら願をかけると願いが叶う「願い石」を「海里のようになりたい」とお願いしながら石(結構巨石)を持ち上げた悠里はうっかり石を破損、そのままにして帰ってきてしまった――そんな事があって二学期初日、なんと悠里と海里の中身が入れ替わってしまった!俗に言う腐女子さんな悠里はこれ幸いと、弟の体に入ったのをいい事にBL観察に活かそうと楽観的に構えるが…。

…えー、大抵のトンデモ設定やバカシナリオについては、ハッと鼻で笑い飛ばしながらも順応し遊べる自信があったんだけど、正直めげそうになりました。試しに遊んでみっかー!とか、乙女ゲー!という目で手を出した人はゲーム内時間1日目で脱落できます、ホント。何がマズイって海里がそこまで言うほどの美少年(ホモで言うなら、非常に受け受けしい見た目)に見えないことと、そこまで言うほど悠里が可愛くないわけじゃないということ。それに悠里は普通にいい子だと思うわけですが、妄想のトバしっぷりが凄いこと。

システム→ゲーム期間は二学期初日、9月1日から文化祭までの二週間。1日から3日までは選択肢をちょこちょこ選ぶだけの全登場キャラの顔見せ期間。4日目からはマップ移動形式になるので目的のキャラのアイコンが出ている所へ行ってイベントor選択肢会話。クイックセーブ&ロードがあるので選択肢の時にセーブかけとけばまあなんとかなるでしょう。既読スキップもあるしまあ快適。セーブやロードがちょっともっさりしてるとか、○ボタンでポンポンメッセージ送りたい時にはちょっともたついたかな。CG鑑賞、音楽鑑賞、登場シーンやエンディングあたりを回想できるシーンリスト、声優さんインタビュー(画質や音質は悪いけど映像付き)、クリア後に出てくるオマケシナリオ(甘くない)とひととおり欲しいオマケモードは揃ってます。

さて。

色々言いたいことはあるんですが、えーと、とりあえず、9月1日の悠里のノリについていけるかどうかがこのゲームを楽しめるかどうかかと思われます。悠里が男2人を見て「いやーん♪ボーイズラブゥー!」とか「このふたりであんな事妄想しちゃうわ、ムフフフ♪」とかほんとそんなノリなんで!おんぷ(♪)もちゃんとついてるんですよ!ゲーム内、悠里に声はついてません(その他はフルボイス)ゲームの視点は悠里で固定されてるんですが、海里に入っている時の悠里は海里の声で喋るし心の声も海里ボイスです。だからちょっとガサツではあるけど女の子言葉ではあるわけで。だからつまり。

「男の人の声で、腐女子の妄想を声に出して喋られる」

ので腐女子としては非常に心が痛いッス!拷問だよ!訳もなく謝りたくなりました!ゴメンナサイ!…でもこれが腐女子思考のグローバルスタンダードだとは思って欲しくないんですけど…。いや、いくらなんでも、という気分です。カユかったり心が痛かった原因はこの部分にあったようです…いかん、まだまだ私も修行が足りんですな!しかしこのゲーム、乙女ゲーとして分類するのはちょっとどうかと思います…いくらBLルートがなくても、「主人公の女の子がホモを妄想して喜ぶ」とかどう考えても腐女子さん向けでは…ホモはダメな人は初日でいやんなるだろうし、だってどうやっても全編に漂うホモスメルはごまかせませんよ!野郎同士の接近スチルとかさ!でも、BL好きな人なら悠里が男とくっつくのがオカシイわけか。なので乙女ゲーもホモゲーもどっちも好きな人で、悠里の思考回路に付いていけるかどうかがキモだろうなあ。

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エンディングは普通に恋愛エンディングでした…と言いたい所ですが、1つだけ。朗先輩のグッドエンディングは思わず目を疑うシロモノだった。あれ?選択肢とか間違えてバッドエンディングになっちゃったのかなと思うくらい。普通そう思うぞ?朗先輩は海里が好き、海里も実は朗先輩が好き、2人が悠里の前で抱き合って終わればさぁ!確かに悠里のBL見たいという念願叶ったのかもしれないけど。ジェイクルートも微妙っちゃ微妙。悠里IN海里の時にキスしたり抱きついたり、ちょっとそりゃないっしょ、いくら中身が悠里でも…一応乙女ゲーなのに…。このゲーム、14日間で恋愛を育むのでエンディングではあまりラブラブな感じではないです。親密度が高ければ、スタッフロール後に後日談(ちょっと甘め)が語られます。この点は結構好きだったり。出会って数日で愛してる、一生離さない…と言うエンディングはおかしかろうと思ってるので。色々ヘンなところはあっても私は面白かったな、と思いました。BL濃度も後半はまあ薄まってるし(たぶん…)双子の入れ替わりについてはえ、それでいいの?とか解決してたっけ?と言いたくなりましたが。こういう主人公なんだ、こういうゲームなんだと思えればわりと楽しいゲームでしたよ?…気軽にオススメはしかねるけど。

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キャラ→個人的に、上のような面があったにせよ、主人公の悠里が一番可愛いかなと思います。海里に複雑な感情があるにせよ海里と悠里がお互い大切に思いあっている姉弟仲はとても微笑ましいし、友達思いで男の人をそういう目で見ていてもその男の人におかしな態度で接するとかしないで親身になって話を聞くし面倒見もいいし。ついでにセリフもノリがよいので面白いです。悠里の親友の郁美(おっとりしたお嬢様)もいいキャラです。悠里好き好き光線がたまらんです。悩み事があるならデューク東郷と会う手はずも整えてくれるそうで。さ、さすがハイソ…。

最後に→悠里IN海里(つまり海里の人なんだけど)verの声優さんに敬礼!楽しい&恥ずかしい思いをさせていただきました!押忍!

ダブルリアクションプラス(音鳴ります)

絶体絶命都市

ストーリー→政府主導のプロジェクトによって海に作られた人工島、その技術の実用性を実証するため、政府は人工島へ首都機能を移転させた―数年後、発展した「首都島」の支社に転属になった新聞記者・須藤真幸。電車に乗り首都島へ向かう途中、地震に襲われ目を覚ました時には横転した電車内に取り残されていた―。んで。外に出てみると道路はガタガタ、車もひっくり返り生きてる人は誰もいない。どうやら生存者の救助は行われたようで、頭上には救助ヘリが…なんとか自力で脱出してくれい、とヘリの中から道路から落ちかけの車の上にショボイ救援物資(ペットボトル、包帯)入りの非常持ち出し袋を投下してくれます…なんと使えない救助部隊でしょう!ブツクサ言ってもしょうがないので救助が行われている地点に行くまでに、足場が崩れるのをしのぎ必ずこっちに向かって倒壊してくるビルから逃げそこら辺から使えそうな物資を現地調達しなぜか銃を持ったコワイ兄ちゃんから逃げまどいつつ、ついでに人助けをし首都島を巡る陰謀を目にし人が死ぬのを目の当たりにしながら…そんなこんなで無事、首都島から脱出できればクリアです(厳密に言うと「脱出」じゃないエンディングもある)

システム→主人公にはライフゲージと喉の渇きゲージがあり、道を歩いていて余震に襲われすっ転んだりするとライフゲージが減り時間が経つと喉が渇いて行動が制限されるのでそれなりのアイテムで対処します。ライフゲージ回復させるには包帯や救急箱を使い喉が渇けば水を飲むしかないので、道中ゲットした空のペットボトルに水を詰めて携帯するか飲める水の出る水道を探して補給します。確かにこういう災害時には水は命綱だろうけど、この首都島、実はそこら中にちゃんとした水道はあるので空のペットボトルがバカスカ手に入りますが普通にクリアするだけならひとつあれば済む話です。野郎1人の脱出劇では花がないので、かどうかは知りませんが、途中で出会う女性パートナー(相沢、もしくは比嘉)の存在があります。まあ崩壊都市脱出サバイバルに役に立つかと言うとウーン…と言いたくなる彼女達なのですが。つまり性格があんまりよくないかと…(パートナーとかヒロイン的な性格じゃない。頑固だしー)

色々→初回プレイ時は勝手がわからないので足場がいきなり崩れたり、足を滑らせて転落死したりと死にまくったんですが、セカンドプレイはここに踏み込むと後ろのビルが倒れてくるなーとかここはこう逃げれば下敷きにならずに済むというのがわかってるのでビビるのは最初だけです。後、アイテムの使い方がわかりにくいのもちょっと。組み合わせると新たなアイテムになることもあるけど、そんなにアイテム組み合わせは使わないし、使わなくてもクリアできるし。一応、7つエンディングがあって、エンディングやコンパスの引継ぎもあるので7回プレイ推奨なんだろうとは思うけど、そこまで遊べるとはちょっと思えないかな。ストーリー上固定のイベントシーンのムービーやラジオ音声が飛ばせないのは繰り返しプレイはきついですし。クリア後のおまけの陣内さんの写真も、正直、だからどうしたという感じで…。あと、背景が動くと処理落ち寸前になるのは勘弁して欲しかった。背景が動く=ビルがこっち向いて倒れてくる→逃げなきゃならない、ということなので倒壊してくる建物の破片から逃げる緊迫してるシーンなのです。なのに、そういうシーンに来る前にキュルキュルと読み込みが激しくなり、「あー、なんかビル倒壊か足場崩壊イベント来るんだー」という感想を抱く間があった後倒壊イベントが起こり、画面いっぱい、ガクンガクンしながら逃げる事に…これはちょっと泣けます。

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首都島から脱出する際に、この首都島は構造に欠陥があり、タイムリーに言うならA物件(H物件でも可)のようなものがあるというのはわかったんですが黒幕さんが首都島を崩壊させる日取りはどうなったんだろう。地震がたまたまこの日に起こったから欠陥人工島は崩壊してったの、か?災害からの脱出に、オトナの陰謀をプラスしたのはいいけど、どうもスッキリしない。私が見逃してるだけ?へこんだと言えばパートナーとの面倒なフラグを立て親密度MAX状態で迎える事になるエンディング。…そりゃないでしょう?他のエンディングもこざっぱりしてるのでちょっと拍子抜け。

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最後に→このゲーム作ったアイレムは、あのスペランカーの会社だと知ってビックリでした。バンピートロットと同じところのゲームなんですねえ。どうりでヒロインに対する言動がアレだと思いました。泥水飲ませてみるとか。

絶体絶命都市



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