ゲームプチ感想その4

エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー

エースコンバット04と同じく、戦争中に戦闘機乗りな主人公(今作では主人公達、かな)が功績を上げ、味方軍には「あいつがいるなら勝てるぞ!!」と言わしめ、敵軍には「相手はたった4機だぞ!!」「俺たちがかなう相手じゃない!!」と恐がられるようになり、戦争を終結へ導くストーリーの軸になるエースパイロット物語。04の主人公は皆に「リボンたん(半分嘘です)」と呼ばれてましたが5では「悪魔」呼ばわりです。可愛げがない、ヒドイ、とお思いになるでしょうがストーリー上色々あってこう呼ばれることになるのでよっしゃやってやる、とモチベーションも上がります。

●導入部→世界中に宣戦布告し劣勢になると自国内で核を使って自滅したベルカ公国(その後国土は分断された)その悲惨さを目にした国々は武器を捨て戦争は終結。それから15年後―セレス海をはさんで存在する二つの大国オーシア連邦とユークトバニア連邦。セレス海に浮かぶサンド島に基地を構えるサンド島分遣隊(オーシア空軍第108戦術戦闘飛行隊)の飛行訓練中、突如現れた国籍不明機から攻撃を受けバートレット大尉とナガセ少尉を除く飛行中のパイロットが死亡。主人公はサンド島分遣隊所属のひよっこパイロット。司令部も背に腹は変えられなかったらしく、新米パイロットもスクランブル配置につかせる事に。先の攻撃からの生き残りのバートレット、ナガセ少尉、この日は基地にいたチョッパー、主人公でウォードッグ小隊が結成される。国籍不明機から襲撃を受けた翌日にまたオーシア領空に国籍不明機が侵入、ウォードッグ小隊初出撃となる…という部分は今回は説明書に書いてあるしポリゴンデモで説明してくれるのでかなりわかりやすくなってます。

●登場人物→04は味方側の描写はほとんどと言っていいほどなかったですが今作の登場人物は、15年前の失恋をいつまでも引きずってんだ色男(コールサインがハートブレイクワン)なバートレット大尉、なんというタフネス、な、分遣隊の中で絶対裏番はってると私は確信している女性パイロットのナガセ、ロックダイスキなおしゃべり男チョッパー、タナボタパイロットのグリム、あ、いたんだっけ、なスノー、と主人公ブレイズ、の個性あふれパイロット達のあれやこれやを、サンド島基地に取材に来たジャーナリストのジュネットから見た戦争、彼らとの交流、などがミッションとミッションの間にポリゴンデモで語られてます。正直04は寂しかったので、5で仲間が出来て嬉しかったんですけど、結局主人公の描写はないのでナガセやチョッパーとの会話を聞いてるだけなのでやっぱり寂しかったり…。

「ブレイズ」というのが主人公のコールサイン(…なんだろう、戦闘機に乗った時の固有のニックネームとかそんな感じかなあ…)で、ナガセ(エッジ)にもグリム(アーチャー)にもコールサインはあるんですが。みなさんあんまりコールサインで呼びあわない気がするんですけど…?(チョッパーはチョッパー、ダヴェンポート少尉とは皆あまり呼ばない)ついでに主人公、ミッション1で隊長のバートレット大尉に「ブービー(どんじり)」というあだ名を授けられチョッパーからもブービーって呼ばれるようになるし…イジメ?でもブービーというあだ名は由緒あるシロモノだというのが後でわかるのでちょっと嬉しい。

●システムとか→操作は慣れてくれとしか言いようがないんですがちょっと初めてこれやる人には難易度高いんじゃなかろうかと思うものもあったり。ベリーイージーモードは一番簡単とされてるけど、僚機は攻撃しないしトンネルくぐりはやっぱり慣れるしかないし。低難易度の場合は自機の「耐久度が高いだけ」だと思うとちょっとね。低難易度だったらトンネルの幅広くするとかミサイル撃ち放題とかあってもいいんじゃないかなー…と、プロ級の人にはどやされそうな事を、トロイ私は思ってみたりもするのでした。でも初めてやる人とか久しぶりの人とか腕に覚えのない人は素直にベリーイージーモードオススメ。最高難易度ACEはミサイル足りないわ敵から一発食らったら即死ものだわでかなりストレスたまるので。5は味方の問いかけにイエス、ノー、無視で返事が出来、セリフが、英語音声と日本語音声から選べます。日本語の方が個人的にイメージにあってる気がしなくもない。ただ私がリスニングが苦手というのもあるけど…。日本語の方が、ガヤのセリフも聞き取れるのでオススメ。今作、トンネルにはそんなにてこずりませんでしたが機銃で敵ヘリを落とすのがきつかったな…。一応、仲間も結構攻撃してくれるので結構助かります。でも、いくら仲間が攻撃してくれるとは言っても、撃墜数は主人公機の10分の1以下なのであまりあてになさらぬよう…。

前作では敵勢力のストーンヘンジ(地上2000フィート以上の飛行物体を壊滅させるレールガン)の攻撃がありましたが5でも似たようなのは健在。敵潜水艦・シンファクシが地上5000フィート以下の物体を殲滅させる散弾ミサイルぶっ放して来やがります。あちらさんが撃ってしまえばこちらは5000フィート上空まで逃げるしかありません。なのにシンファクシ自体は無傷なんてどうなってるのさ?

●ストーリー→あんまりネタバレしてしまうのもなんなのでストーリーについては詳しくは書きませんがゲーム中、ナガセが基地内で「姫君の青い鳥」という、小さい頃に読んでいたらしい、もう途中のページが破れてしまっているおとぎ話の本の、失ってしまったページの文章を思い出して書き込んでいる描写があります。

「歴史が大きくかわる時ラーズグリーズはその姿を現す
はじめには漆黒の悪魔として、悪魔はその力をもって大地に死を降り注ぎ、やがて死ぬ
しばしの眠りの後、ラーズグリーズは再び現れる」

というフレーズがおとぎ話の伝説としてあるのですが、5のストーリーに大きくリンクしているので結構グッときます。ベタだけどこういう演出に私はちょっと涙が出ました。

●萌え→04では私の脳では「スカイアイ(声のみの出演の司令官)×主人公メビウス1(無個性どころか姿形の描写もない)」しかあり得なかったので妄想も少々厳しかったのですが、このAC5、バッチリ萌えもあります。あらやだ何この男前!とキャラ萌えしまくりです。ナガセもかわいいし、バートレット大尉もいい男だし、アンダーセン艦長もイイ中年だし、チョッパーもいいお友達だし、なのに…なのに。だめだよナムコさん、全国の腐女子数ガクンと減ったよ、逃したよ!!ミッション17で!!そういう私もあんまりと言えばあんまりな回避不可の出来事にショックでその日のプレーを終えてしまいました…。複数回プレイ中もここの部分のムービーはスキップして見ないようにしてます。未だにこのミッションだけはやる気になりません。言ってしまうと人死にがでるわけですが…むがー!本気でへこみました、私の恋心返してー!!もう皆の者、ナムコさんに一揆じゃー!(錯乱)

●最後に→5の15年前のベルカ戦争を舞台にしたザ・ベルカン・ウォーがもうすぐ(3/23)発売なので楽しみです。でも、敵機撃墜しまくっといてなんですけど仲間内の人死には勘弁してください、泣きますから。あ、後、わんこ出すなら最後どうなったのかハッキリさせてください。カークがどうなったのか気になって仕方ないので。

◆関連商品
・オリジナルサウンドトラック
聞いてると、ゲーム中の色々なことが脳裏をよぎり鳥肌が立つ。イイ曲だよ、本当に…ちょっと高かったけど。アーケードモードのロックがお気に入りです。あとBLURRYも。


ACES WEB

for Symphony

なんだか絵がものすごい印象的(正直濃すぎる)なので避けようと思ったのですが。ジャンルは男女両視点恋愛アドベンチャー。男女の主人公の藤井和真、藤井悠希の2人が設定されていて各5人の攻略対象が存在します(名字は同じだけど特に接点はない、和真編をプレイ中は悠希は出てこない)「一度は攻略対象だったキャラクターが今度は親友(友人)として登場します」とあり、香月だと女主人公では親友、男主人公では攻略対象みたいな感じになってます。ゲーム期間は高校3年生の一年間。春夏秋冬の期間に分かれており、その中でも小エピソードごとにセーブポイントが登場します(ゲームで例をあげるならキャプテン・ラヴみたいな…)春に全攻略対象キャラが登場するので、選択肢を選んで攻略したいキャラとのフラグを立てていく(それ以外のキャラは振り落とさないといけないので冷たい選択肢を選んでおく)よくある普通のアドベンチャー。多分そんなに攻略は難しくない。でも加納ルートor啓介ルートの入り方はトラップだ、と思います。

for Symphonyはノベルゲームでシナリオがキモだと思われるのでそんなにネタバレではないけど感想は一応隠しに。プレイした人、プレイする予定のない人はどうぞ。乙女ゲー、ということに目を向けて、女主人公編の感想を。

・有馬啓介→主人公の幼馴染。
啓介を攻略しようとすると胃が痛くなった。輝也が主人公を好きなのを察して、自分も主人公のことを好きなのに気づくわけですが、中盤、「俺か、輝也かどっちか選ばんかい!!」と2人を目の前にして選択を迫られる…こわいよー。でもなんだか、どっちも選ぶのが怖いと言う主人公(離婚する両親の件で選択しなかった方の人を傷つけるのがイヤ)に対するこの場面の啓介の言いくるめ方、というか諭し方がちょっとねえ…?「輝也を傷つけられるのは輝也だけだから、オマエが傷つけるのなんのってそういうのは自惚れてるんだよ」と言われるんですが。いやいや、そうではなくて、傷つけた!とかそういう前に告白断った人に今までどおりお友達でネ☆とか言える太い神経の人はそうそういない気がするわけですが…(よほどモテ体質で驕慢に振舞える女性以外)しかも相手ふたりは仲いいんだよ?どっちか選んだらラブラブしてる所を見せなきゃいけないわけだ。同じクラスの人間で三角関係築いちゃったらそれはそれでやりにくいだろうよ。まあでも啓介が剣道はじめたエピソードとか結構胸キュンでしたけどね。

・加納輝也→主人公のクラスメイト。成績優秀、努力の人。
なんでこんなに耐え忍ばなきゃならんのか!!加納くんは成績優秀でカッコイイので嫌な感じの取り巻き(親衛隊)が3人いるのですが、その彼女達、悠希と加納くんが仲良くなるに連れちくちくイジメをやらかしてきます。上履きに墨汁まかれたり教科書ボロボロにされたりとある種少女漫画のイジメの王道で、最終的に屋上に決着つけることに。加納くんに彼女達からイジメられてるのを隠し通したまま自分ひとりで解決するのがベストルートらしいです、キー!!いくら努力家で将来は弁護士先生になるとはいえ、自分の取り巻きが自分の好きな子に嫌がらせをするのにこれーっぽっちも気づかない男と一緒にいても将来幸せになれないんでは?いくらなんでもニブすぎです。つーか普通チクるぜ!?自分がこういう目にあってたら、嘘泣きしながら男に訴えるよ?(それもどうなの)個人的に、途中で選択肢間違えた時のバッドエンドの、キレた加納くんが取り巻き達に怒鳴り散らして2人の間も終わってしまう展開の方がすっきりします。

・高坂陽司→香月の弟。昔から主人公の事が好きだった。
アプローチの仕方がギャグ担当。香月との口ゲンカが面白い。陽司と陽司の女友達の中を邪推する…全てにおいてやや引き気味の主人公の、ちょっとジェラスィー感じる恋愛感情が垣間見えました。(両親の仲がおかしくなって)笑わなくなっていった先輩を見ても子どもだった自分は何もできなかったと言われたときはちょっとホロリとしました…。世の中の汚いものや主人公を傷つけるものから守ってくれるそうで、とても可愛いです。

・瀬谷誠人→バイト先の先輩。特に目的もなくフリーターをしている今時な人。
アマチュアでバンド活動をしててプロになるうんぬん時に色々あって…的なシナリオ自体は結構好きなんですが(この人のシナリオは移植される時に後に追加されたらしいので相手方のトラウマモノが主体)昔の彼女が出てきたり、瀬谷が元カノ殴ったり、女主人公が瀬谷を殴ったり、とわりと現実的な恋愛模様の盛り上がりを見せます。が、ラスト、音楽の現場に復帰した瀬谷さん…もうちょっとなんとかならないんですかその格好…。ひでぇよ、萎える所の騒ぎじゃない。大昔の、ジーパンに白Tシャツの吉田栄作を見る以上にこそばいお召し物だと思います。でもこの人の場合、声がジジくさ過ぎて19歳に聞こえないっていうのが何よりのネックだ思うんですけど。

・鳴澤裕也→主人公のクラスの副担任、おっとりしててやさしい先生。
主人公がとあるネット小説にはまり、それを家でも読みたくてパソコンの事を相談して始まる二人の関係。終盤、主人公が書いた小説の事で教師に両親も呼び出されてのイベント、主人公が心の内を言い放つ時が一番キツイ(いや、イタイというか青いというか)最終的にまあお互い好きあってるんだろうなとは思うのですが恋愛をするというより、主人公の人生の師、的な人なんではなかろうか…なんだか「イイ話」を読んだ気分になりました。

男主人公サイドの話は普通のギャルゲーです。セリフもわりとテンション高くて面白いし一人暮らしをしている理由も両親が海外に行ってるからだし結構自分からアクション起こすタイプなので。でも、女主人公サイドはどっちかと言うとあんまり明るい話じゃないかなと思う。誰かが死んだり鬱展開とかいうのはないけど、女主人公が「両親が離婚してしまい、その時自分は引き取られるのに父親を選んだけど、その時の母親の悲しそうな顔が忘れられないから今は父親と一緒に暮らす事もせず一人暮らしをしている」という設定があるので非常に腰が重い、いや、大人しい。電波系の相手をしたり、トラウマ持ちの悩みを聞いてやったり、ぶっ飛んだキャラの相手をしている余裕がない、というのが正直な所かもしれない。とりあえず、女主人公サイドの攻略対象が、いつもならこっちが聞いて「ウウン、そんなことないのよ、あなたは悪くないのよ」となだめすかして彼のために八面六臂の活躍をしなくてはならないような、ストーリーの肝になるトラウマトークをかますのはフリーターだけです(一応、他の男キャラにも小悩みくらいはあるけど)まあその分、なんとなく恋愛イベントが甘さ控えめで説教くさい気がしなくもないけど。

あまり人気なさげ、と言うか知名度自体低い…?だけど私は結構好きなんですけどね、for Symphony。雰囲気が普通だし。水の旋律とか星の降る刻とか遥かやってるとうんざりするほどピックアップされる特殊存在の主人公を巡ってメンズ諸氏がおおわらわとか守って頂くとかそんなのなしに学校が舞台で次第に親睦が深まる感じで。でも…絵がもうちょっと薄ければ…(結局そこに落ち着く)

最後に→主人公の輪郭、髪型、姿は確認できるのに、目だけ描写がないのはコワイ。心霊写真じゃないんだから。

for Symphony

METAL GEAR SOLID3

ジャンル名→タクティカル・エスピオナージ・アクション(こんなご大層なジャンルだとは知らなんだ)

主人公、ネイキッド・スネーク氏が敵地に単独潜入&武器も現地調達し任務を遂行する極秘潜入サバイバル。またの名を、スネークにハアハアするゲーム(主に私が)あらすじ→1960年代の米ソ冷戦あたりが舞台で、亡命を希望するソ連の技術者ソコロフ(トンデモ核兵器の開発者)を救出しろとの命令を受けスネークは1人でソ連領土に侵入、救出に成功するがそこへスネークの師匠、ザ・ボス(男前な女性)がなぜか現れ、ソコロフを奪った挙句にスネークをコテンパンにノして核を持ってソ連へ亡命してしまう。ヘリでやって来たザ・ボスの仲間がその核をぶっ放したのでソ連サイドはアメリカ人がソ連に向けて核使った!と大騒ぎ、一触即発。その出来事から一週間後、アメリカがソ連に身の潔白を証明するために、まだICUにいるべき体のスネークをザ・ボスの抹殺と前回果たせなかった任務、ソコロフ救出のため再度ソ連に送り込む。

メタルギアソリッドシリーズの3作目。アクションとは言ってるけどアクションアドベンチャーかなと思います。「ソコロフは廃工場にいる」と言われてその廃工場のあるマップまでにいくつかマップを通過するわけですが、スネークは戦う武器を持ってきてないので現地で銃や弾をGETしつつ(ジャングルの中なのに、そこらへんに有用なアイテム、例えば赤外線ゴーグルやライフ回復剤が落ちているのは気にしちゃいけない)、敵地なので当然敵が巡回しているのでそれをかわすか殺すか眠らせるかして排除しつつ、目的地へたどり着き中ボスを倒してさらに先へ進む。草を踏む音とか発砲音などでも遠くにいる敵兵に気づかれるのでこそこそ進む。見つかったり、無闇に敵兵を殺したりするとクリア時の評価が下がるので隠れて進む、これが基本。MGS3からは自分のライフだけでなくスタミナにも気を配る必要があるのでジャングルに自生している植物、放射能の影響でデカく成長したかもしれない動物(恐)をかっ食らい、ケガや食あたりに対応するための応急処置キットも薬草や動物からGET。システム面について説明しだすとこれ以外にもくさるほどの要素があるので省きます。

難点は語りが長いこと。陰謀が絡んでるし潜入して初めて会った人とか見かけた人については誰か、サポート役の人に無線で聞くか、イベントなんかのポリゴンデモで説明してくれたりするわけですが、ポリゴンデモがとても長い事があるし途中でポーズかけることもできないし。まあRPGじゃないから「すねーくは なぞのほんを てにいれた」とかやられてもイヤなんで(イヤすぎる)しょうがないけどたまにうっかり飛ばしちゃうこともあるんだよなー。ザ・ボスにボコにされるデモシーンを飛ばしてしまい、私の知らないうちにスネークがボロボロになってた時はロードした…。

あと、ボスクラスの敵と全くと言っていいほど語り合えなかったのが残念。今まではなんだかんだと中ボスとか戦闘前、戦闘後に語ってたのに。3では頭のおかしい野郎どもにスネークがドン引きしているようにしか見えない。確かにボスクラスの敵達は、体の中で蜂を飼っている奴とか、舌が異常に長くて先が裂けてて肘関節が左右に2つずつ(!!)あって人並みはずれた身体能力でびよーんびよーんと木から木へ飛び移る奴とか、体でコケ飼育して(!!)光合成できて狙撃する時以外は死んでいるらしい100歳越えの入れ歯のおじいちゃんとか、宇宙服を着てロケット用燃料入りのタンクを背負っててその燃料でそこらへん飛びまわって火炎放射器で火を撒き散らす奴とか、拷問とか人をいたぶるのが趣味で体に1000万ボルトの電圧を帯電させてて美人の愛人(♂)がいる両刀使いの大佐とか…ってこんなんばっかか!!変態ばっかり!!そりゃスネークじゃなくてもヒくわな、超納得。私は宇宙服のザ・フューリーが結構好きだったり…まだこの中ではまともな気がするんだけど…多分。火炎放射攻撃の「イグニッション・ファイヤァー!!」がツボでした。コンロとかライターの火をつけるときに呟くと気分が盛り上がるぞ?バカっぽいけど。

至極シリアス展開なこのゲームにはお遊び要素というか、バカっぽい要素もあるので楽しいです。エロ本撒き散らしたりノした敵兵揺さぶってアイテム奪ったり変なフェイスペイントつけたりワニキャップかぶって遊んだり麻酔銃を敵兵に乱射すると針が刺さったままになるので体中針だらけにしたりスネークを嘔吐させることができたり…このゲームのサブタイトルは「スネークと一緒〜敵兵で遊ぼう」で決まりです。私が目下習得したい技術は、敵兵への股間パンチです。主観モードでホールドアップさせた敵兵の股間を視姦しながらパンチを繰り出すんですがこれがなかなかうまくキマりません。うめかせたいのに…!!

以下ほぼいらない余談、プレイした事ないとわからない。

このシリーズ、核兵器だとか人間関係とか、到ってテーマは真面目なお話なのですが私的に萌えゲーです。シリーズ通して主人公のスネークが可愛すぎるんだ…(30overのおっさんだけど)優秀な兵士なのに天然ボケ。メタルギアソリッドでは蛇オタに萌えでした。ゲームプレイ中は特に何も思わなかったんですけどエンディングが、ラブラブエンディングに見えた…!!(腐った目)下記参照↓。

ED、脱出した蛇とオタコン。しばし、起こった出来事にまじめに語った後。

蛇「俺はデイビッドだ、オタコン」
オタ「僕はハルだよ、デイブ☆(実際は☆はない)」

2人「はははは…」

…と(脚色あり)、スノーモービルに2ケツして人知れず去っていく2人を見たとき私のMGS萌え人生が始まっていたのかもしれん。死線をくぐり抜けてきた男と機械ラブだったのが人間に興味を覚え始めた男との友情の語り合いが「何このさわやか夫婦…」と濁った目でしか見られずMGS萌えというパンドラの箱がウッカリ開いちゃったあの時の気分は今でもよく覚えてます。

サンズオブリバティも雷電含め結構好きだったんですが…ストーリー、理解はできたけどそれってどうなのさ?と言いたくなる展開はちょっとあれでしたけど。当然スネークも出てくるけど、色恋・プリスキンって、あなたバレバレだし。カサッカに乗ってオタコンと2人で登場した時には私を萌え殺す気か!!と言いたくなるほど嬉しかったよ、あれからも2人で仲よくタッグ組んでたんだーと感慨深かった。 3では若オセロット萌えです。スネークの嫁になれ。スネークに憧れて同じ物食べてみたり、自分の上司と戦うスネークを応援してみたり、愛いやつめ(こーいつぅ☆←ほっぺたつつきながら)俺のリロードはレボリューションだ!!とかゲッツ!!みたいな変なポーズも好きだ。

最後に→私はこのゲームのラストでマジ泣きしました。感動というかそういうのもあったんですが、私は3におけるネイキッド・スネークの意味がまっっったくわかってなかったからその衝撃で泣いた!!アホだ…。なんでスネークがゲーム中死ぬと「TIME PARADOX」と表示されるのかとか3の設定が1960年代とかザ・ボスという師匠の名前で気づけよとか…つまり私は3のスネークは1、2のスネークと同一人物だと思ってたわけで…うわーん、バカだ。3をやるなら1、2をやってた方がいいです。そっちからの小ネタがあるので知らないと多分笑えない、ライコフ少佐とか。

まあつまり、もう、MGSやっとけ!!変人盛りだくさん!!漢スペシャル!!でもやるなら日本語版の方がいいな。そしてなぜかサルをゲットすることになるスネークの猿蛇合戦も楽しいぞ。スネークの渋い声で「ゲッチュ!!」ってオイ!!あーもうなにもかもが愛しすぎる。

◆関連商品
・キーディスク
特典ディスク。何気に役立つカモフラージュ入り。

・METAL GEAR SOLID3 SNAKE EATER ORIGINAL SOUNDTRACK
歌詞がついてないCDがあっていいものだろうか?いい曲ぞろいだと思う。

・メタルギアソリッド3スネークイーターシナリオ・ブック
ゲーム内における台詞が収録。すげえ、聞いたことない台詞満載だ。

・メタルギアソリッド3公式ガイドザコンプリート
これがあればケロタンもコブラ部隊もこわくない。1回ケロ全撃ちしましたがどう考えてもノーアラートの方が楽だ。

METAL GEAR SOLID General Site

ジルオールインフィニット

元はPSのフリーシナリオRPG(PS版をやった時、全く同じようなルートを2回たどってしまいどこがフリー?と疑問に思ったのが懐かしい。今じゃ攻略本見なくてイベントの取捨選択ができる私です)ガクガクだったグラフィックが綺麗になり時間がなかったのか容量が足りなかったのか、PS版時には実装できなかったイベントが少々追加されて、24種類だったエンディングが、あきらかに数合わせだろ?と言いたくなるキャラがいますが48種類に増やしてリメイクされたもの。主人公の性別、髪の色、いくつかの出身地が選べ、出身地によって初期イベントの程度の差はあれ紆余曲折の末冒険者になり歴史に関わっていく、というゲーム。どちらかと言えば女の主人公の方がドラマチックな気がします(父親の仇討ち、圧制の町における反乱軍のリーダーとか)主人公は見る目のある人にはわかる「無限のソウル」を持っている(まあ奇跡を起こしうる人とかそんな感じかな…)のですが特に気にしなくてOK。

どのあたりがフリーシナリオか?→このイベントでこうしないとあるキャラが死ぬ、放置しておくと死ぬ、この返答をしないと仲間になる(もしくはならない)とかかな。戦争の結果や必ず死亡するキャラ、戦争やった2国間の結末、といった歴史は変わらないし、どの主人公だろうが無限のソウルの持ち主なのでどんなに、こっちの陣営についてくんない?とか、助けて!!とかいう頼みを断り歴史事項を無視しても世界滅亡を阻止するというひとつの結末に収束するので「フリーシナリオのRPGなんです」と言いにくいと思うんですが…。自由度って言ってもかなり時間制限キツイし(特に後半、攻略本とにらめっこしてイベント取りこぼさないように必死)フリーシナリオだったらエンディングも、歴史事件に関わったりしてそういうエンディング(皇帝になるとか、権力嫌ってトンズラする)がいくつか用意されてるのかと思ったら、フラグや好感度によるキャラ別エンドだし。

戦闘部分のつまらなさは天空の鎮魂歌かうるるんクエストか、というくらいクソ(言っちゃった…)

戦闘部分で唯一いいと思えるのはエフェクトスキップできること、あとはキャラの戦闘モーションを楽しむくらいかなー。デュアルスペル持ちの魔法要員か肉弾戦向けにギガスラッシュ持ちの主人公がいればほぼ事足りるわけで…。無理矢理好意的に解釈するなら何度もプレイするタイプのゲームだから戦闘しなくてすむようにしたんですよとか…(苦しい)敵シンボルに当たると戦闘開始になるので、戦闘回避する魔法で避ければ雑魚敵はうざくないです。

キャラクターについて→顔グラついてる人とか話しに絡んでくる人はキャラが立っててとてもいい、萌える。以下少々感想。

フェティ様→私的ジルオールの正史エンディングはフェティ様と旅に出る事です。主人公が無限のソウルだろうが勇者だろうが態度変わらないだろうし。癒し系(えー?)
カルラ→ああいうイっちゃってる系大好きだ。いつ鎌でバッサリ殺られるかハラハラもの。
ティアナ→個人的な「お姫様観」にバッチリ当てはまってる。かわいいぞー。
フレア→エンディングが退廃的。
レムオン→なんだそのクーデター。ヘタレなんか男気あるんかどっちだ。
イオンズ→イズキヤル関連は泣ける。オジサンキャラなので色っぽいエンディングが用意されてないのが残念。歳の離れた嫁さんになる気満々だったのに!!
アンギルダン→イークレムンも一緒に仲よく暮らして、歳の離れた嫁さ(略)
エルファス→年中クールビズな御人。最後は神様?

後は人物の動きが邪魔くさい、特に主人公。セリフ一言も発しない主人公なのでおおげさな身振り手振り(時にはかなり遠目で人物が描写されるので動きがでかくしてあるのかと)で怒ってる、とか照れてるっぽい、とか驚いてるというのを表現してるけどいくらなんでも地面の石拾うのに大げさにオッコラショー!と腰をおろして拾わなくてもいいよとか、王女様なのにドレスのすそバッサバッサ言いそうなくらい大股で走っていくとか(男と同じ走り方)モーションの種類が少ないと思う、かぶってるキャラがたくさんいるし。

あ、でも世界観やフェティ様が好きなので個人的にはお気に入りゲームです。PS版遊んだ時に作った24種類のエンディングが見られるデータ入りのメモリーカード2枚はまだあるし、好きでなきゃ限定版予約してまで買いません。攻略本だって3冊買いません。セリフ集めたりしません。このゲーム、絵が萌え系の絵ではないけど萌えゲーだと私は思ってます、皆それぞれ素敵だし。しかし人にすすめるにはローディングがかなり長いしちょっとねぇ、とためらってしまうかな。前半はRPG、後半はADV(ゼノギアスぽく)だと思えばこのバランスもまあ許せます。…なぜ好きなゲームなのにこんな微妙な評価をしているのか考えてみた…王妃様が死亡確定だからなのかもしれない、わりと本気で。

最後に→ゼネテスのエリス好き好き光線だしまくりには深く感じ入りました。

「俺は叔母貴と心中できるなら本望だ」
「(ひとしきりエリスの料理自慢した後)結婚したら嫁さんの作るもんをうまいうまいって食ってやれる男になれよ。なんでって…ま、なんでもだ」
「叔母貴、一応聞いておく。あんたひとりなら生き延びる手はあるんだろ?」

ティアナのことも心配しろコノヤロ、と思ったりもしましたがきわめつけはエンディング。レムオンやフレアでネオロマンス的エンディングだったし、男と女どちらでエンディング見てもセリフ変わらなかったのがPS版(さりげなく「相棒」の一言でお前は恋愛対象外、という煙幕をはられている気がする)なのでインフィニットではさぞ…と思いきや、「料理をしてみようと思う」エンディング。

…そうか、アンタそんなにエリス様好きか!!

◆関連商品
・公式設定集始原口伝



ジルオールインフィニット

かまいたちの夜2監獄島のわらべ唄

あらすじ→サウンドノベル、かまいたちの夜の続編。大学生の透の所に「三日月島」へご招待、という招待状が届いたのでガールフレンドの真理と、その叔父さんと向かうとシュプールの従業員、宿泊客も招待されていた。監獄島とも呼ばれるその島でまた何かが…。

1年前、透と真理は真理の叔父の経営するペンション「シュプール」へ旅行(一緒に旅行に行って未だに何の進展もないふたりとか言っちゃダメ)に行っておりその場で起こった事が私の知ってる「かまいたちの夜」だったわけですが、透と真理の説明によるとそんなものはなかったそうで。確かに、真理の叔父夫妻が経営するペンションにスキー旅行に行き、宿泊客もいたそうですが何事もなく過ごしたらしいです。我孫子という人間があの日のシュプールをモデルに「かまいたちの夜」というゲームを作りそれで一儲けして三日月島を買ったので、あの日の関係者達を以前は私設監獄だった、血や涙や鼻水が染み込んでいそうな建物にご招待という、我孫子さん、あまり恩義に感じてないだろうと言いたくなるような舞台がかまいたちの夜2…現実とゲームの世界をごっちゃにされても困るんですが。楽しかったシュプールでの出来事がなかった事にされてるのがちょっと切ないです。まあそれでも前作が好きだったのでレッツプレイ。

…ファーストプレイで本編の「完」エンディングが見られるとは思いませんでした…。

殺人が起こる本編のトリックについてはまあいいです。1の方でもはあ?な感じだったし最近はよくわからんトリックの推理小説もあるのでそこはいいです(ほんとはあんまりよくないけど)オイ、あれが偶然だったのかい!!とつっこみたくもなりますがまあいいです(歯軋りしながら)何が嫌って死体が増えない(序盤で事件を解決する)ルートがないって事と、正規ルートでも1の登場人物が悲惨な結末って事が。システムはフローチャートがあるので分岐地点とか潰してないルートもわかりやすくてよいです。グラフィックも動きがついて目でもコワさが感じられるし、バシバシ飛ばしたい時にはちょっとうっとうしいけど。エンディング数も100以上はあるので確かに長く遊んだんですけどね…非常に疲れました。人死にネタが多すぎるし、虫とかゾンビとか怨霊とかもう助けて。おなかいっぱい。でも新しいシナリオを出すためにはイヤな感じの話も読まなきゃいかんし…もうホントに誰が虫ゲーにしろと言い出したんだコラ、という気分でいっぱいです。

続編じゃなきゃ面白いと思ったんだろうけど正直微妙。G−ブリも率先して叩き潰しに行く、道端に虫がいたらちょっかい出したくなる、という虫は怖くない(むしろなんらかの愛着のある…?)私でも正直キモイと思うので虫嫌いな人にはたまらないだろうなーと思いました(虫の描写→卵を産み付けられて死んだ人の中から虫がウジャー。口から虫がウジャー、人の目から動きつきの虫がウジャー、あけびの実のような果実も感じ悪い)シルエットでも結構気色悪いです。

完エンディングで救いようがない(誰か1人しか生き残らないとか)のはなんとかして欲しかったし紺のしおり後に出てくる惨殺編もねえ、もう十分他シナリオで惨殺状態ですから、要りませんって!!アホっぽいお話がもっとあればいかったのになと思います。後、金のしおりにした後の要素ももうちょっとなんとかならんのかい、と。かまいたちの夜2、スプラッタとかホラー好きにはおすすめかもですけどどう考えてもミステリーというのとは違うよなあ。

官能編の尻とか白フンドシ&海老とかハードゲイは愉快でした(それだけ?)


かまいたちの夜2監獄島のわらべ唄



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