ゲームプチ感想その3

エースコンバット04シャッタードスカイ

とりあえず…萌えません、燃えます。

飛行機系のゲームはこれしかやらないので、エースコンバットはフライトシミュレーションだと思ってたんですが違った模様。シューティングゲームのようです。よく考えれば、飛行機に詳しくない私でも思うように戦闘機がありえない動きをしてるし(主に私の腕のせいだけど…)敵機や地上の目標物にミサイル打ち込んで落とすのが目的なんで納得。このゲームは、被弾してボロボロになろうが戦闘評価が悪かろうが、ゲーム開始時はただの戦闘機乗りだったのが話を進めるうちに嫌でもエースパイロットになる俺様のサクセスストーリーなのです。

舞台は大国家エルジアと多数の小国家がひしめくユージア大陸。降ってきた隕石ユリシーズによって混乱する中、エルジアが中立国に侵攻し首都サンサルバシオンを占拠。エルジアは諸国の共同管理である隕石迎撃兵器「ストーンヘンジ」を管理下に置いた。これに反発した諸国はエルジア軍に対抗するため「ISAF(アイサフ)」を組織し抵抗を試みるもストーンヘンジ(地上2000フィート以上の飛行物体(元々は隕石、今は敵の戦闘機)を壊滅させる、おっかないレールガン)によって状況は劣勢。1年後には大陸北東部の島ノースポイントを除いて大陸はエルジアの支配下に。エルジア軍はノースポイントを叩くために東部に兵力を集中させており、ISAFによって組織された生き残りのパイロット達(の中の1パイロットがプレイヤー)がノースポイントを守るべく出撃する―――

…という導入部分をゲームの解説書に書いてありません。なんてこったい。ニューゲームで始めると少々の説明があり、後はゲーム中に理解しろということなの?公式サイトを熟読するのとゲームのミッションのブリーフィングを聞いてなんとか理解…。簡単に言うと敗色濃厚だったISAF軍が反撃に出るうちに1人のエースパイロットを生み出し、結果的にエルジアをぶちのめすお話です。

昔これの3をやってたので面白かろうと思ってやってみたんだけど最初に思った事は話が短っ!!全18ミッションなんでかなり短い。ラストミッション前のセーブ画面のプレイ時間は3時間55分。失敗したりやり直したりした時間入れても8時間かかったかどうか。難易度がいくつもあって、機体を集めたり(なんでパイロットの自分が乗る戦闘機を自費で購入して、ミッション前に自分で選んだ機体で出撃できるのかは考えない)ランクS取りたいやりこみ派の人でも飽きそうです。私はACシリーズは久しぶりなので最初はVERY EASYモードでプレイ。これで難易度低いのー!?と思うくらいへっぽこエースでしたが2回目のNORMALモードプレイ時は上手くなった分こっちの方が体感的に簡単だったような。飛行操作は慣れれば問題ないと思う。でも、ミッションに自分で選んだ特殊なミサイル積んでいくんですけどその効果がわかりにくいかな…ヒィィ、これ役に立たねぇじゃん!!とかしょっちゅう思ってました。

グラフィックはとてもキレイ、海とか空とか街並みも。ゲーム中は敵機や目標物しか見てないから堪能するわけにもいかないのがつらいところ。でもミッション開始時のブリーフィング画面(今から向かうところの地図、攻撃目標が表示される)が見づらいことこの上ない。青と白の2色で構成された画面に白い字幕が表示されるなんて嫌がらせ以外の何物でもないって…文字自体もかなり小さいし。出撃時に戦闘機選択するハンガー画面も、格納庫の窓から白い光がさんさんと降り注いでくるのでやっぱり戦闘機名や白い文字が見づらい。

04は仲間の機体からの無線(なぜか敵の無線も受信しているけど)が結構アツイです。プレイヤーを持ち上げてくれるので。プレイヤーは「メビウス1」と呼ばれていて、ストーンヘンジ破壊ミッション後に英雄扱いされる事に。その後敵から「リボンのエンブレム」とか「リボン付」(メビウス1の機体にメビウスの輪がペイントしてあるみたい)と畏怖の念を込めてるんだかバカにされてるんだか、そう呼ばれるなんだかカワイイ気がするエースパイロットです。敵に「リボン付き、あいつは死神だ」とか味方に「メビウス1が来ている。勝てるぞ」とか言われるとなんだか嬉しくなる。 まあ盛り上げてくれる仲間なんですが…でも点数稼ぎたいからおまえら撃つなよ?と思うときに獲物をさらっていったり、制限時間が厳しいので頼むからアレ撃ち落として!!と思うのに全くアテにならなかったり、「イヤーッフゥ!!」だの「やっちまえ!!」だの言うだけ、殺る気あるのかおまえら。あと、たまに字幕読んでる暇がないのでできれば日本語でしゃべって欲しかったです(ごく稀に無線で重要な事を口走る、見逃すとしばらく途方にくれる)

おおまかなあらすじは上の通りなんですけど、ミッションの合間にシブい絵柄の紙芝居が挿入されます。 エルジア軍の精鋭「黄色の13」機に落とされた戦闘機によって家族を失ったサンサルバシオン(エルジアに占拠されたストーンヘンジのある都市)の少年が見た戦争、的なもので、私はてっきりこの少年がプレイヤーの姿なんだと思ってましたがまるっきり第三者でした。自分の姿はまるっきり描写されないんで無線から察するに「英雄視されてるエースパイロットなんだ」くらいの描写です。こういう硬派っぽいのもいいかなあとか思ったけどやっぱ寂しい…ニュース映像を見たり顔グラのついた仲間や上司がミッションの合間にテレビ電話よろしく話し掛けてきたり(メールだったかも)、敵サイドがこちらの勢力に来ないか?と勧誘してきて、所属している組織の人に「行くな!!」と言われつつ裏切ってみたりとかしーたーかったー(←これはAC3の話。トンデモ結末にはたまげたけど面白かった)私にとってエースコンバットはやりこむゲームではなくちょっとしたいい気分を味わうゲーム。敵殲滅できた時は気持ちいいし音楽もカッコイイ。でも04は嫌いじゃないけどもっと仲間とか敵とかの人物の描写が欲しいので5をプレイするのが楽しみだ。

最後に→戦闘機でトンネルくぐるミッションは伝統なのか。ミッション18で何回衝突死したか。


ACES WEB

星の降る刻

初めて公式サイト見て思ったこと→何だこのコスプレイヤー達。

ネタバレしてるのでプレイ予定の人は見ない方が。





息抜きにと思ってプレイしてみた星の降る刻、「セリフをかみしめるように、飛ばさず、演技をよく聞き」を心がけたけどどうやっても3日もちません!!既読スキップなんかしようもんなら朝飯後に買ってきて夕食前に終わるのではなかろうかという短さ。アリエネー。お話は主人公の茜が10歳のとき見知らぬ女性(超異世界風)から宝石を託されたんですが夢かと思って7年の歳月経過。誰かを想うとその宝石が手から現れるようになりそれと同時に付け狙われるようになる。実はその石世界滅亡を阻止するための重要なものだったのです。流星群が来るとダークジェムが覚醒して世界が滅びてしまうので異世界から来た男達と共にそれを阻止する…。

…漫画でももう少し気の利いた設定が拝めそうなもんです。っていうかもう恥ずかしいんですよ!!世界を滅亡させる「ダークジェム」には愛を司る「ライトジェム」しか対抗できないとか、ライトジェムは茜が男と愛し合えば完全体になる(ハートが半分になって2人で半分づつ持つような開運ペンダントを想像した…)だの、異世界ソフィアバルドから来ました!!という男達の日本名は仮名で実はリオだの実はアーサーだの実はガイアだのって…もう助けて!!(卒倒寸前)もっとイカす名前つけて欲しい、ネーミングで涙が出るほど笑い転げたのは初めてだよ!!

あらすじだけ聞くと壮大そうな気分ですがゲーム内で(多分)4日間の時間で話が始まって唐突にラブEDで終わるのであっさりしすぎ。それでもシナリオに変化があればいいんですけど星が降る辺りのラスト展開は大まかに分けて2つのルートしかなく悪役も変わりません。一生を誓う恋愛エンディングも、2日目に登場する人もいるし…実質出会って3日目?で婚約まで進む感じと言うか。その他色々突っ込みたいところはあるんですが。

・アンタら真面目にジェム探してました?
あんたたちあと数日で「星の降る刻」をむかえると言うのに「茜がライトジェム持ってる」ことも知らず、たまたまジェム見て、ジェム持ってる君を守るよ?とか言われても…数日後にゃ世界滅亡(☆が降ってくる時)じゃん!!遅ぇだろ!!7年間一体ナニやってたんだ。そのわりに皆そんなに切迫していないし。

・茜のポジションがゲーム内でも微妙
主人公茜。顔もあり、セリフもあるのでキャラが立ってるようでそうでないような。夜の妄想とか葵先輩がウザがるのももっともだと思うんですがどうですか。一人称視点だから主人公が語るのはいいけど魔法の応酬や、「誰かが誰かに視線を向けた」「彼の手が私の唇に触れた…」とかいうのも主人公の目線で語られてるのでナンダカネーという感じ。主人公が目にしたものしか語られないので、異世界から来た男衆同士の不仲や諍いや考え方も描写が足りない。昔あったこともセリフの上だけでしか語られないし、独り言も聞こえてこない。みんな姫に関してなんらかの想い(恋愛感情とか家族愛とか…尊敬とか?)を抱いているのにそこら辺も数行で終わってしまって悲しいっす。キャラの回想シーンでもいいから欲しかった。それに結局自分では重要な事は何もつかめないんだよねえ、茜。不思議な事が起こってるから色々調べたり…というのが図書館でジェムのこと調べて、ジェムのおとぎ話見つけて…くらいで。まあ時間が数日しかないんでそこは仕方ないけど。

・イベントとか。
(茜の宝石はジュリア姫に託されたもの。アーサーと茜の気持ちが通じ合っているのが前提)昔守れなかったその姫(婚約者)についてラスボスがごちゃごちゃぬかし、アーサー、弱気になる。

茜「ジュリア姫が命を賭けて守り通した宝石は、私に託された…。あなたは、私をずっと守ってきた…。ジュリア姫の愛は私にも受け継がれ…あなたは今も…!ちゃんと私を守ってる…!!」
ラスボス「陳腐なラブストーリーなどこりごりだ。目にしたくもない」

同感です。ちょっとさぶかったです…。っつーか、そういうこと自分で言うなと。聞いただけだと深いセリフのはずなのに、ホント陳腐にしか聞こえないんで…。ラストシーンも、世界を滅亡させてやるー!!なラスボス(って言うほどでもないけど)とやりあうのは攻略対象キャラです。戦うにしろ会話をするにしろあまり主人公、関係ないし。愛の力(恥っ!!)を送るだけだし。こちとら蚊帳の外もいいとこじゃん。

茜の友達が炎上した(というか幼なじみが燃やした)挙句に闇に消えたのにその後一言も触れることなく幸せエンディングだったり、これからも茜の世界で…という時に火事で燃えた家やドラゴンが暴れていた現実はその後どうなったんだとか、向こうの世界に永住しますエンディング時、茜の家は火事で燃えてるわ幼なじみと2人で失踪してるわけだわでどんな犯罪に巻き込まれたんだ一体と親御さんは思っているであろうと私が気をもんだりと、シナリオ面へのツッコミには枚挙にいとまがありません。せめて父上、母上、先立つ不幸をお許し下さい(死ぬわけじゃないけど)くらい最後茜につぶやかせても良かったんじゃないか?

この投げやりさというかやる気のなさ…そう、この感じはリプルのたまごで感じた尻の穴のかゆさと同じだ(下品な言い方)微妙な演技(100回くらい謝っときますけど、あんまり上手くない人が…)、話の薄さなど。エンディングも各キャラひとつずつ。裏切り者との恋愛エンディングは死亡エンディング…そりゃねえだろー。好感度が足りないから死亡とか選択肢ミスで死亡とかじゃない。もうそれだけ。しかも、2人で紡いだライトジェム(茜のジェム半分と、茜と気持ちが通じた男に半分現れる)、男に破壊されてるし。その上茜も闇にとらわれたらしく世界も滅亡。

うへぇー。

他キャラの時はライトジェムパワー炸裂させたくせになんでここで役に立たないのライトジェム。愛を司るライトジェムなんだろう!!そこは愛の力で闇を吹き飛ばすのが正しいだろうよー。夢も希望もあったもんじゃないヨ!!と、攻略するのを最後に残した裏切り者で死亡エンディング×2むかえた挙句おまけの全員攻略オメデトウ!!のアホスチルが出てきて開いた口がふさがらなかった私は思います。

良い所→既読スキップ、強制スキップ、いつでもセーブ&ロード有り。ひととおり快適なシステムなんですがセーブなんか一回もするヒマもなくエンディングにたどりつける短さなんでコンプまでに私2回しかセーブしなかったです…。ついでに、メッセージのバックログからシーンを巻き戻せます。あー、この選択肢じゃなかったかーと思ったらバックログで選択肢前のセリフを選択すると選択肢前まで戻ってくれるので攻略本要らず。あと誉められるのは「絵」くらい?いや、綺麗です、ホントに。トンでもない縮尺だったり顔が正視できないほどブサかったりはしません。綺麗だなーとキスシーンをしげしげと眺めたのは久しぶりです。

その他色々→キャラは皆、結構好きなので死亡キャラが出てくるのは残念。金森兄弟好きなのに…特に弟はツンデレのツンの方集大成で、ちょっとその綺麗なツラ貸せや、あぁ?と言いたくなるほどのツンツンぶり、見ていて面白かった。兄はドラマCDの方の壊れ系のが楽しいです。個人的に、ラストの見せ場でご乱心な葵先輩が一番の見所だと思ってます、エルファス(ジルオール)並の迷惑さですが。しかし一番の萌えキャラが声もつけてもらってない朝比奈恵だというのが私がこのゲームを楽しめなかった一番の原因かもしれん…。


星の降る刻

ときめきメモリアルGirl’s Side

主題→はばたき学園に入学した主人公の3年間のときめき高校生ライフ。

なにやら昔の思い出がある主人公なんですが思い出の中の男の子の外ハネがすべてを物語っているので(むしろ隠すつもりもないらしいが)物語性やらはありませぬ。葉月が群を抜いて主役クラスなので他はまあそれなりと言うか。登場人物の人格がちょっと普通じゃないのはまあ置いておいて超能力も妖精さんも出てこないのであくまで普通の高校生活が基本。

システム的にはそりゃもう古くさい部類に入るであろう育成恋愛シミュレーション&女の子向けのときメモ…もっと地雷スメルがするかと思ってましたが面白かったー。相手が必要とするパラメーターを平日、休日にコマンド実行することで操作、時には他の人間を出現させないためにパラ操作もする。こちらからデートスポットを発掘して誘いをかけ、卒業式には相手に告白させる。普通の恋愛的にはおかしいでしょうがときメモ的には正しい恋愛の形のはずです(断言)

色々→OPやEDのB'zの曲も3のZARDよりは馴染んでると思います、個人的に。パラ上げのための育成画面がわりと高速スキップできるし、メッセージスキップもできるのは複数回プレイにはありがたい(既読未読判定はないっぽい)3にあった微妙な着せ替えシステムも搭載です(センスが…)小物ひとつで違う服判定ってのもなんだかおかしい気もしますが、って股がけしてるから誰にどの服着てったかなんて覚えてないッスよー。一番納得いかないのは水着。おまえら水着にまで文句つけてんじゃねえ!!ビキニはビキニだろ、どれも布地の少ない乳バンドとパンツなんだからイチャモンつけんなヨ!!GS絵は、ツラ描き直してから出直して来いや!!と言いたくなるゲームもある中、萌え絵かどうかはともかくさすがキレイです。主人公が画面上に出てこないので男キャラメインですし。でも贅沢言わせて貰うならもう少し欲しい、VSモード突入時なんかには欲しかったかな、ミズキの白手袋とか有沢さんのSAKUYA…とか見たかった。

2からの伝統EVS、名前がない主人公には嘘偽りない自分の本名を入れてプレイする私なのでもちろん本名を入れました。一番自然に呼んでくれたのは藤井さんと氷室。藤井さんには友達感覚で「はーい」と返事をしたくなり、特に氷室に名字を呼び捨てにされると背筋が伸びます(昔いたコワイ先生を思い出すんだよ…)呼び方は一種類しかないので時と場合を考えるとかなり不自然な呼び方されるときもありますが。

ときメモGSにおいて褒め称えたいのは四人のライバルキャラの存在かなー。かわええんだわ、これが。いや、ゲーム内において男を巡るVSモードに入るとかなりツラいですが(さりげない嫌味、バレンタインやクリスマス時は特にきつい)それぞれエンディングがあり、VSモード解消後(仲直り)にエンディングをライバルと向かえると、ふたりが好きだった男のことに少し触れるし。ライバル(友達)キャラクタの扱いは今の所ときメモGSがベスト。

爆弾とか、えっ、今まで私たちって付き合ってなかったのー?と疑問のある卒業式告白あたりは…そこはもう割り切らないとって感じで。ときメモの爆弾、チューすらしない生殺しの3年間、相手からの告白を待つ、は水戸黄門の印籠並なお約束事項だと思ってますんで。逆にどれかひとつでも欠けると寂しいもんです、多分。それとこのゲーム、難易度自体は低いと思うのですがどうでしょう?爆弾爆発することが滅多になかったし、ヒー、男キャラ出しすぎて爆弾処理にてんてこまい!!とかなかったし。今時の野郎ゲーに慣れてる人にはエンディング辺りがちょっと質素に感じるかもなー。攻略後に一枚絵が入るわけでもなし(王子は例外)アルバム機能はあるけど回想できるわけじゃなし。オマケでエンディングシーンの告白の語りだけしか聞けないのはちょっと悲しい(声優インタビューはあるけど)音楽堂みたいなのは欲しかった。ああそれと、下校時に呼び方変えることができますが、エンディング後、クリアデータをセーブするとオマケ内全てのエンディングがその周回の呼び方に上書きされるのはどうかと。みんな私の気に入った呼び方してエンディング迎えたのにそりゃなかろうよ…。

・足りないもの→番長戦(本気で)

運動会とかチョコレート製作だけじゃなくてさ、部活で培ったアホっぽい必殺技、出したいじゃん?(まあ枕投げでも出せるけど…)空間がおかしくなったり竜が出てきたりするエフェクト、見たいじゃん?熊に襲われたらマタギのおじさんに助けてもらって、トキメキたいじゃん?(そうなの?)修学旅行時にはひそかに期待したんだけどなー。…ああでも女主人公が運動部系の武闘派で男を助けるのもアレな感じか。私は女の子の方が「俺が守る!」っつてもそれはそれでいいんですけど一般的なウケを考えると、ねえ。…やっぱダメか(がっくり)

・キャラ→王子と教師の東西両横綱が濃すぎ。

他メンツだって単品で見たら十分濃いと思えるのに王子のヒーローっぷりや教師の天然(?)ぷりには脱帽です。王子は言うに及ばず、氷室は一日に摂取する食料が「ライ麦パン4枚、チーズ100グラム、グレープフルーツ2分の1個、セロリ6本、牛乳500cc、そしてビタミン剤を少々、以上だ」だったり好きなタイプを尋ねると「つまらない質問などせず予習復習を怠らない向学心旺盛な女子生徒だ」だったりね、もう。

ヒムロッチー、コクってるコクってる!!

ときめきメモリアルGirl's Side

怪盗アプリコット完全版

「今宵、あなたのハートを盗んでみせます」

「女怪盗となって世の中を影から見守るべし」という家訓のある家の長女に生まれた望月あんず。正式に怪盗になるには母親、怪盗プラムドの依頼(5人の内の1人のハートを盗め)を成功させなくてはならない。つーわけで昼は普通の高校生、夜は怪盗(見習)アプリコットとなって男のハートをゲット!!という少女漫画的ノリが受け入れられればわりと楽しいです。仮タイトルが開発中に「あんず(仮)」だったようで、というかサイトの日記につけていたので買ってみた訳です。

システムはわりと親切設計でスキップ機能もありイベント回想もできる、主要キャラに2種類あるエンディングもバッチリ収納!バッドエンド(友達、お父さんエンディング)もエンディングに到るまでのイベントも余さず収納!なのでオマケのイベント回想見るだけでエンディングへの一連のイベントも見られるわけでまあ…複数回プレイはしないだろうなと。感想書くためにセーブデータ出して回想イベント見てみたけどありがたい機能ですねえ。イベント絵があるシーンの回想モード搭載したゲームは結構あるけどアプリコットはオールイベント回想です。とりあえず誰のところに行くか指定できるところは攻略キャラを選択しなければならないこのゲーム、ただの世間話やウゼェ、帰れ、の序盤のつれない会話など色気の欠片もないどーでもいいシーンも回想できるし。 他には主人公の名前変更も一応可能なものの、漢字が「望」「月」の2種類とひらがなしか使えないのにやる気のなさが伺える。ま、名前があんずじゃないとアプリコットじゃないしな。デフォルト名だと声付で呼ばれるんで不自然感もなし。個人的には主人公に名前があったほうがよいので気になりませんでしたけど嫌な人もいるんじゃないかな。パソゲーらしく男も身体が細い絵ですが絵はキレイ。とりあえず絵で萎えたのはありません。

表立ったウォンテッドキャラは売れてなさげなたこやき屋の男、体力のなさそうな新聞記者、口の悪いアイドル、恋煩いで不調のサッカー選手、最初は対応がニベもない同級生と各種とり揃っております。あと5人も攻略対象キャラでコンプのしがいはアリ…しかし皆が17歳くらいに見えるのは私だけなんでしょうか…。攻略するのにそんなに難しいところもなく、お目当てがいる場所に昼間はあんずとして押しかけて自分を印象付け、夜はアプリコットになり男の部屋に窓から侵入して、なんか買って来いとパシリをさせられたり、帰れとうざがられたり、自分じゃ渡せないからラブレター渡してきて(アンタのハート盗みに来たと言うとるだろうが!!)だの頼みを聞いてやるものの結局フられて腕の中で泣かせてやり、とハートを盗むどころの状態ではない男達を手なずけるのです。

母親に指定された男5人は最初はそりゃもう迷惑そうです(初対面の人間が窓から入ってきたら嫌だわな)例外は新聞記者、先代の怪盗プラムドに非常に興味を持っているので訪問すると歓待してくれます。そんな男達のハートを盗む方法→会話。…結構普通でした。体を使って懐柔するとかはありません(当然)通ううちに次第に仲良くなり好意的になってくれる過程はまあ普通の恋愛ぽいです(怪盗&ターゲットというシチュエーチョンを気にしなければ)

しかし…萌えシーンは随所にあるけどツッコミどころのほうが多すぎて困ります(裏拳出しながら)

まあなにせゲームの下地が「現代におけるねずみ小僧(ちょっと、いや、かなり違うか…)@試験中」なのでどう思考をめぐらせてもピンとこない。その怪盗は男のハート盗むのが目的であって怪盗っぽい事はしてないのでシナリオに突込みどころドサリ、別に怪盗じゃなくてもいいじゃん?とか、いくらなんでもそのコスじゃバレバレだろ?とか、「ハート盗みます」と予告状送って部屋に行くと「部屋片付けてはみたんだけど」って。ほら、もっとさぁ!!怪盗がウチに来たんだよ?それなりの対応って物があるじゃん?とか、このあんずのいるジャパンにおける怪盗(泥棒…?)ってナニ?とか。怪盗ならアクションも…と思いきや、思い切りの足りない100分の1人前のルパンみたいなテイストなのでクライマックスもいまいちぱっとしないし。

とか色々あるけど普通に面白かったです。実はあんず=アプリコットなんてわかってるんだけど確かめちゃうと関係が終わっちゃいそうだしと葛藤してる風なのも萌え。恋愛系イベントになるともう…抱きしめたりキスしたりセリフが甘かったり、ぐわー!!聞いてるこっちは恥ずかしいー!!(やっぱり、怪盗&ターゲットというシチュエーチョンを気にしなければ。気にするとかなりシラける)ラスト、実は私がアプリコットだったの!とあんずが正体明かすんですが…ここが最大の見せ場にして最大のツッコミどころ、はいみなさんご一緒に。みんなわかっとるだろ!!大体の人は「知ってたよ」と至極当然な返事をするんですけど、1人だけ打ち明ける手順を踏まない人は本気で気づいておらず私ビックリ。

このゲーム、あんずを愛せるか否かで楽しさは違う気が。声もOFFにできないしキャラは立ってるので。狙った男の前でウソ泣きする女の子には鼻フックの刑に処したいところですがあんずはムチムチプリンだし可愛いので許す、周防相手にじゃんじゃん泣いちゃってください。でもとりあえず、あんずのお似合いのカップルとしては草兄ちゃん(実兄)がイチオシです。一生ベタベタやってろこの兄妹と思いましたがパートナーにするんだったら草がいいかなと思うので。

今更ですけど怪盗アプリコットをプレイしたい人はOP見ないほうがいいと思う。終盤、全キャラほぼ同じようなルート(悪との対決と言うか会話と言うか)をたどる上に、OPである部分を見ると黒い人がわかってしまうのでしょっぱなから驚けなかったヨ(うわーん)

怪盗アプリコット

マイネリーベ優美なる記憶

美少年誘惑シミュレーション。あまりの画面の暗さにGBAを傾けながらプレイした記憶のあるマイネリーベ。オートセーブのせいで鬼のような難易度になっていたマイネリーベ。PS2に移植されていると聞いた時にはぶっ飛びました、なぜ…。人気だったり移植希望があったりということなんでしょうが。言いたい事はほぼアッチで語り尽くしているんでそうそう語る事もないんですけど。「移植モノ」でして本当に一分の隙もない移植物で追加されたのは、

・イベント回想モード、
・声がついた(ED後に声優インタビューあり)、
目をそらされる(ドラマティカルEYEシステム…視線をそらさないで!by公式)、
・デート時、ナイス返事だと薔薇が咲く(メロメロフィルター…二人の間には美しい薔薇の花が咲き誇る!by公式)

くらいです(…くらい…?)

既存のラブラブフィルター(…それは、のめりこむほどに激しく!by公式)

は目が開けられないくらいより一層まぶしくなり、最終兵器、違った、最終段階のフィルターに到っては目がァ、目がー!!と叫びたくなる事請け合いです。テレビの明度落としておかないと目がチカチカです。ここまで恋する乙女は盲目的な演出のある恋愛ゲーは見たことないです…ってこんなにフィルターかけずともシュトラールってイケメンだと思うんですけど?なにより破壊力のあるのが公式サイトのプロモーションムービー(コレ絶対ホモゲーだろうと思わせる)でして1回見てたまげました。普通の人には理解できない境地です。GBA版をやった私でさえ開いた口がふさがらなかった。ここから男女の恋愛を汲み取るのは不可能だろ…。

色々1→オルヘ、頭カックンカックンしているよ?(オルヘっていうな)せめてシュトラール登場シーンはアニメーションとかにしてみませんか?まあポリゴンにしなかったのでいいです(ポリゴンシュトラールなんて考えただけで恐ろしい)今思い出しても腹筋ピクピクです。そして粗い、ショボイイベント絵…GBAの絵そのまま持ってきました?コレ?ゲーム中に出てくる立ち絵はアニメ絵でツルツルピカピカしているのに(別にラブラブフィルターかかってない目で見ても)このしょぼさはいただけないッス。システム面はクイックセーブ&ロード機能追加、オートセーブじゃなくなったことかな?クイックセーブ&ロードのおかげでお友達の予期せぬ爆弾炸裂が先延ばしにできる、育成でうまくいかなかったらさっさとロードしてやり直せるしでかなりイイ。

色々2→イベント回想があるおかげでコストパフォーマンスが悪い。私のような物好きはともかく、エンディングに到るまでにイベントが5、6個しかない男キャラを落とすために複数回プレイなんて絶対しないでしょー。デート時の会話がふんだんにあるわけじゃなし、むしろ少ないし。ついでに声がついた分、女友達のウザさは他のゲームのライバルキャラをはるかに凌駕。負け犬エンディング(恋愛系ゲーでここまでバッドエンドでこの言葉が似合うのはマイネリーベ)は素直にツライよ。ここまでいっちゃった友達キャラを出すならもっと徹底的にバトってもいんじゃないかと思いましたけど。しかしこのお友達、個人的にウザキャラ大好きなんですが、世間では嫌われてるんだろうなーと思う、それはなぜか?おまえがキワい趣味だから。そうじゃなくて…!!defeatできないのがダメなんじゃ?取り合いして勝ってやったぜイヤッフー!!なノリがないから(絶対主人公、デートの約束取り付けた後ガッツポーズしてそうなキャラだし)あれだけウザいことされても仕返しとか悔しげにする女友達が見られないからかなぁと、ネ。どですかね?クリア後のオマケは充実してる部類に入ると思うけどアイザックの手紙も聞きたかったかなーと。シュトラールはイベント回想あるけどアイザックは手紙しかないんだし。

最後に。これは潔いネタゲーだと思ってます。「女性版ときメモ!!」という文字の躍る宣伝文句を見たことがありますがそんなのウソウソ。ネタをネタだと思えない(冗談の通じないタイプ)人には私は絶対おすすめしない。GSにも相当アレな人はいるので単純比較はできないけど、マイネリーベはねえもう、宇宙人並というか濃さの点では極まってるというか受け付けない人はほんとに受け付けない濃い度なんで(ついでに、ボリュームもGSに比べて少なすぎ。声がついたからって7000円って暴動が起きかねないだろうよ。今は安いけど)でもうるわしコレクションに掲載されていた製作者のインタビューを読んでみると「マイネリーベは真面目に作った」んだそうです。なのにこのネタくささは一体何。笑ってる私がおかしいの?(誤解のないように言っておきますが私、マイネリーベ大好きです)

◆関連商品
・公式ガイドコンプリートエディション
攻略本。アイザックの手紙の文面も載ってます。

・公式ファンブックうるわしコレクション
GBA版の時の一応設定資料集になるのか。クーヘン王国の縦割り社会の役職とか書いてあるところが架空の(モデルはあるでしょうが)国なのによく作ってあるなと。なぜこの設定をゲームに反映させない!?と思うものが多々ある。

・マイネリーベ甘やかな時間
よく考えもせず買ってみたら個人的にいらないものでした。アニメ版のマイネリーベ本。

マイネリーベ優美なる記憶






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